保険制度の問題

歯科が抱える保険制度問題

診療保険制度では、1回治療を行うと、
それが5分だったとしても1時間だったとしても
同じ報酬が得られるという仕組みがあります。
治療時間を短くすることによって、
その分多くの患者を診る事が出来る。
つまり、安定した収入を得るためには治療時間がキーになってきます。
どうしても経営を考える歯科医院ではその時間を短縮したいと考えるでしょう。
これが、患者からすると一回で治療が終わらず、
引き延ばされているという不満になってしまいます。
歯科の治療では、本来とても時間がかかる正確な治療が必要です。
短い時間では患者にとっていい治療にはならず、
結果、何回来ても終わらない悪循環のループになってしまいます。
保険の診療ではこの制度のため、
患者にとって良い治療が出来る事はないかもしれません。
ですので、最近は自費
(患者が自分の費用で保険適用外の治療を受ける事)での治療が増えています。
本来、良い治療には、患者の希望を聞き、それについて医者としての説明をした上で、
最終判断は患者本人に判断してもらう事が必要です。
これが歯科の現場では、時間が短くなってしまうことにより、
事前のアンケートを記入してもらい、それに対してこうしなくてはダメという押しつけを
患者にしている医院が多いのです。結果、経営を求め過ぎる医院からは患者が離れてしまう
という現象が今の歯科には起こってきているのです。